結婚式は思い出作りの記念イベントではない!夫婦の関係を進化させてくれる最初の機会。

結婚式

私自身2019年にマンダリンオリエンタル東京で結婚式を行い、当時友人に報告する中で

「え!?そんな立派なところで?やり過ぎじゃない?」

と言われたことがある。

もちろん、ほとんどは「おめでとう」「楽しみにしてるね」という祝福の声だったけど、自分と違った価値観を直球でぶつけられて驚いた記憶が忘れられない。
(もちろん悪意はなかったと思うし、その友人もただ驚きの声として出ているようだった。)

その上で、結婚式から1年たった今でも胸を張って言えるのは

マンダリンで結婚式をして良かった。

これに尽きる。

その理由はいくつかあるけれど、

“夫婦としての2人の思い出が増えた。”

これが1番重要なこと。

これだけのために…?と思われるかもしれないけど、これって実は人と付き合っていく上で大切なことだと思う。

思い出の分だけ、そこに関わった人達は大切な存在になっていく。

楽しい思い出を共有した友人は今でも仲がいいし、辛くしんどい経験を共にした会社の同期とは早く打ち解けられたり。

楽しい、嬉しい、悲しい、しんどい色々な思い出を共有すると仲間になるし、その思い出があるからお互い大切な存在になる。

夫婦もそうだと思う。

お付き合いしてから多くの思い出を一緒に作って、もっと一緒に思い出を作りたいと思ったからこそ結婚した。

でもそこで終わりじゃない。

夫婦だからこそ、友人とは違ってもっと深く関わっていく必要がある。

そのために、これから関係を壊さず進んでいくための幸せな思い出作り。

それが結婚式なのではないかと思っている。

結婚式費用はムダ?

私は結婚が決まる前から結婚式はやりたい、ドレスは絶対に着たいと思っていた。

では、そんなに盛大にやる必要はあるのか?

私たちは恐れ多くも都内の5つ星(6つ星?)ホテルで結婚式をすることに…

全く身の丈にも合っていないし、完全にやりすぎ。

正直ここまで大きく出る必要もなかったし、先に書いた通り、とある友人には「やりすぎではないのか?そんなところで式を挙げて(金銭的に)大丈夫なのか」と問われることもあった。

今は「スマ婚」と呼ばれるような自分たちの持ち出しを最小限に抑えた式も挙げることが出来るし、海外でハネムーンを兼ねて自分たち2人のみで挙式を行うカップルもいる。

もちろん国内で写真だけ残すというのも良いと思うし、結婚式への考え方は様々。

最近は、結婚式をする必要はない。その費用を今後の生活に充てていく方が現実的で堅実な生き方だ。

というような風潮にあるような気がする。

そこに加えて、今年2020年は新型コロナウイルスの影響で結婚式を延期、中止の判断をしなければいけない状況に置かれた方も少なくなかったと思う。

だからこそ、声を大にして言いたい。

結婚式をやりたい!ドレスを着たい!!

という思いが少しでもあるなら、絶対に結婚式をやった方がいい。

本当に考え方は人それぞれ。結婚式の費用を生活に充てる方が現実的だと私も思う。

でもね、今しかできないことってあると思うの。

後からいくらお金を払っても買うことのできない経験。お金の価値に換算できない思い出。

そのようなことに私はお金を使っていきたいと思っている。

マンダリンオリエンタル東京は私たちにとって、結婚式がなければ一生関わりのないものだったかもしれない。

宿泊はもちろん、レストランさえ庶民の私たちには普段から利用できるような場所ではない。

でも、そんな一流の場所、人たちに20代で触れることが出来たこの経験は貴重なものだと感じている。

結婚式は夫婦の絆を深める。(確信)

結婚式をやるとなったら、もう大忙し。

まず、式場を決めることから大変。

庶民がマンダリンオリエンタル東京で結婚式をすることにした話。
マンダリンでの結婚式は間違いなく人生最高の経験。そこに至るまでの流れを金銭面も含めて公開。

お互いの価値観をすり合わせていかなきゃいけないし、2人が納得できる会場を見つけられたらそれはもう運命。

まず、ここでお金に対する価値観が浮き彫りになる気がする。

私たちはお互いに「今しかできない経験にお金をかける」ことに。

どちらかが、堅実にこれからの暮らしを見据えた計画を優先させたいという考えであれば、また違った選択になったと思う。

会場が決まってからはドレス選びに始まり、式の半年前からはプランナーの方との打ち合わせも始まる。

マンダリンのプランナーの方は、1聞くと10の回答と対策をくれるような最高の方。

そのお陰で、私たちは自分の準備に専念できたし何もストレスなく当日を迎えることが出来た。

それでも、決めることは多いし、お互いの意見の違から譲らなければいけないこともあったり色々と疲弊する日々。

でも、お金も時間もかけて試行錯誤した分だけ、結婚式は私たち2人にとってかけがいのない大切な思い出になったし、そんな大切な思い出の分だけ2人の絆は深くなるんだと実感した。

結婚式は夫婦にとっては1つのイベントに過ぎない。

やってもやらなくてもいいイベント。

ただ、そこに労力を注いだ分だけお互いの価値観を知ることが出来るし、苦労した分だけ2人にとって最高の思い出として、一生記憶に残る。

ただ付き合ってるだけではしない経験。夫婦になったからこその共同作業。

そんな貴重な経験を通して、お互いにとってかけがいのない存在になっていくんだと思う。

結婚式は“心から”やって良かったと思ってる。

長々と書いたけど、本当に結婚式をすることにして良かった。

まず、当日は本当に楽しい。

朝のメイクからスタッフの方々は「ご新婦様」として姫のように(錯覚)扱ってくれて、カメラマンの方もこちらのテンションを上げるよう、しきりに褒めてくださる。

そして自分の友人が一堂に会している光景は幸せ。

どこを見渡しても私の心強い味方ばかりの温かい空間。

あと、自分でも驚いたのが

“挙式中に結婚したことへの実感が沸いた”

「ああ、私はこの瞬間のために式を挙げたんだな。こんな経験はきっと2度とないだろうな。結婚式を家族、友人の前でやることにして良かった。」

とチャペルの祭壇で参列者の方を向いたときに感じ、なぜか涙が出るような思いになった。

入籍自体は既に式の約1年前にしていたし、披露宴もまだ始まらない、挙式中にこんな感情になるとは思っていなかったので自分でもびっくりしたのを覚えている。

両親への感謝とか友人への日ごろのお礼とか、伝えたい気持ちは色々あるし、それができるのが結婚式の醍醐味だと思っていたけど、まさか挙式でこんな感情になるなんて。

自分たちの大切な人、これからも一緒に思い出を作りたいと思っている人達の前で、その方たちを証人としてこの結婚が成立したような、なんとも言えない神聖な気持ち。

挙式は私たちの動きに注目が集まるし、やることも多い(指輪交換、ベールダウン、誓いのキスなど)から緊張するな、でも形式的なものだから教えてもらった通りにやりきろう。

くらいにしか考えてなかったのに、いざ経験してみると圧倒的に挙式がメイン。

あの30分くらいの儀式に全てが詰まってる。

ただの形式的なものなんかではない。

あの何とも言えない感情を経験できただけでも結婚式を挙げた甲斐はあった。

間違いなく、死ぬときに思い出す走馬灯の1つ。

夫と一緒にこれほどの経験を出来て、最高の思い出として2人の記憶に残っている。

思い出の分だけ2人の関係は濃いものになるし、その積み重ねでお互いにとって替えが効かない存在になっていく。

そんな経験を買うことが出来て、一生の思い出として2人の記憶に残り私たち夫婦の関係を深いものに出来たならばこれ以上良いお金の使い道はない。

これからもお金の使い道は厳選して、2人にとって良い経験、走馬灯に出てくるレベルの幸せな思い出になることへ惜しみなく使っていこうと思う。

さいごに

今は新型コロナウイルスの影響で世の中が一変して渦中にいる方の悩み、葛藤は私には計り知れないものがあると思う。

私の友人でも結婚式をとりあえず延期にしたものの、本当にこの状況で決行していいのか悩んでいる子、悩みながらも感染症対策を行いながら式を挙げた子、色々な決断を下している。

一概に迷っている方の背中を押していい状況ではないけれど、結婚式は夫婦にとって最初の共同作業であり、最高の思い出作りになることだけは伝えておきたい。

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